今週のお題「いも」
TOEIC関連で他の話を書いていたんですが、今週のお題が面白かったので、まずはこちらを放出。
芋と言えば、鬼平犯科帳に出て来る、芋酒、芋なます。
つい最近、たまたま偶然、ドラマのDVDを観ていたので、この話でもします。
私は池波正太郎のファンで、特に「鬼平犯科帳」と「剣客商売」が好き。
今でこそ、何年もテレビを見ない生活を送っていますが、ドラマの方も大好きでした。
で、芋酒、芋なますが出て来るのは「兇賊」と言う話。
老いてからは足を洗って居酒屋を営む、老盗・鷺原の九平(さぎはらのくへい)が話の中心。
私は、中村吉右衛門版の1989年のレギュラー第1シリーズ第9話と、2006年のスペシャルの2話、DVDで持っています。
第1シリーズ第9話の九平は米倉斉加年。スペシャルの九平は小林稔侍。
1971年の松本幸四郎版もBSで観たことがあります。曾我廼家五郎八が演じる九平もなかなか味わい深かったな。
(丹波哲郎版、萬屋錦之介版は観たことが無い)
この九平が居酒屋で出すメニューが、芋酒、芋なます。
芋酒の作り方は3話共通で、「山芋を擂って練り込んだ燗酒」というもの。
でも、芋なますは、上記3話とも違う感じの食べ物でした。
- 幸四郎版:
単に山芋をなますに刻んだものに見えたけど?録画したものが無いので詳細不明 - 吉右衛門版:
茹でた小芋とコイやスズキなど魚の「なます」に、合わせ酢をかけショウガを添える - 吉右衛門版(スペシャル):
上記と似てるけど、見た感じ、里芋は大き目で、魚も細かく切られたものではなかった
個人的には、実際に食べたり呑んだりしても、特に美味そうにも思えないんだけど(池波先生ごめんなさいw)、原作やドラマで出て来ると妙に美味しそうなんですね。
食べた時の平蔵のリアクションもいいんだよね。
因みに、スペシャルで夜鷹・おもんを演じた若村麻由美が、妖艶で情感ダダ漏れの凄みのある演技でした。
こんな凄い役者だって、これを観るまで認識してなかったなー。
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*1:うん、こいつは妙だ:これ、一応説明しておくと「こいつは変だ」ではなくて「妙味がある」つまり「言葉にできない美味さだ」と言っているんです