今週のお題「手づくり」
いや、お題とは直接関係ないんですが、ブログのエディタに表示される「お題の惹句」が、
「手からなにかを生み出そう✋」
だったので、そこから勃然として連想してしまったたことなぞ。
言っておくけど、いつにも増してすっげーどーでもいー話なので、そのつもりでw
以下、昔々の2004年、別のブログで書いた話をほぼ、そのまま引用します。
加藤郁乎の手の光
昔から不思議に思っていて、最近、突如思い出した事。
実家で、平凡社のグラフ雑誌「太陽」を定期購読していて、1980年4月号の特集が「俳人とその職業」でした。
それによると、俳人で現代詩人でもある加藤郁乎は、新興宗教「崇教真光」の幹部。
(だったかな?)
まぁ、その事自体をここでどうこう論じるつもりはないのです。
問題は、そこに掲載されていた写真です。
信者に「手かざし」をする加藤郁乎氏。
そして、その掌からは、確かに淡い光が照射され、信者に降り注いでいたのです!
「そんなの編集に決まってるだろ」
と、あなたは思うに違いない。でも平凡社ですよ。平凡出版じゃありませんよ。
(って失礼だろw)
しかし、この頃の太陽の編集長と言えば、多分、祐乗坊英昭(=嵐山光三郎)氏。
うーん、純粋な少年(オレの事)は騙されてしまったのであろうか。
以上、引用終わり。ね?すっげーどーでもいー話でしょうがw
因みに、昔、加藤郁乎をウィキペで調べた時は、真光についての言及があったと記憶するけど、今見たら消されてますね。わずかながら、脚注に光ミュージアム(真光が運営する博物館)へのリンクがある程度。
で、まぁ、これだけだとあんまりなので、一応、以下、お題に即した話も書いておきます。
(そっちはそっちで、どーでもいーかもだけどw)
拾ったギターを自分でフレットレスにした話
1990年頃の話。ベースとギター、2本、自分でフレットを抜いています。
新しいベースを買って、古い方のジャズベを「自分でフレット抜いてフレットレスにしてみよう」と、何故か知らねど思い立ったのですね。
オレ的ざっくりレシピ
用意するものは3つ。
- クイキリ(喰い切り)
- パテ
- サンドペーパー
行程は以下のとおり。
- クイキリでフレットを抜く
- 抜いた隙間にパテを埋める
- サンドペーパーをかける
以上。て、ざっくりし過ぎ?
私の父親は職人だったので、実家にはサンダーなどの機材もクイキリもありましたが、サイズが皆デカく、クイキリは小さいものを新たに購入。パテ埋め後の研磨は、サンダーは使わずサンドペーパーでやりました。
パテについては、最近はエポキシを使うことが多いかと思いますが、当時の私は木材パテを使ったと思います。
その当時は、この手の HowTo が YouTubeに上がっていると言うわけでもなく(いや、上がってたかも、だけど)、少ない情報の中から、まぁ自分なりの方法で anyway, anyhow 何とかしたんですね。
ところで、この行程のうち、クイキリでグニグニとフレットを抜いていく作業が、なかなかに気持ち良いんです。
で、「もっと抜きたい!5本でも10本でも!」と言う東海林さだお状態になりw、その頃、たまたま大ゴミの日に父親が拾ってきた詳細不明のエレキギターに白羽の矢が立ったわけで。
まぁ、そのあとのパテ埋めとサンドペーパーはめんどくさいんですが、見た目の汚さは別として、どうにか普通に弾ける程度に仕上がり、フレットレス化したベースとギターが我が機材に仲間入りしました。
フレットレスギターで弾いた曲
その後どうなったかと言うと、ベースの方は電気系統がイカれてしまい、修理することもなく、ほとんど音も出さずにフレット抜いただけで終わりました。
しかし、ギターの方は実は、なんだかんだ結構弾いていました。
パット・メセニー・グループの初期の曲 “April Joy” のイントロ(初代ベーシストのマーク・イーガンの名ソロ!)をコピーしたりとかしてましたね。ギターなのでポジションは1オクターブ低い場所で弾くんです。
タモリさんのネタで、
「バイエルが弾けなくてもチック・コリアが弾ける」
と言うピアノを使ったネタがあるんですけど、これに倣い、
「まともにフレットレスベースが弾けなくても April Joy が弾ける」
と呼んでいましたw
上記は録音してないんですが、フレットレスギターを使って録音したものが、2曲だけ残っています。
でも、弾いてみた動画として上げるつもりは(今のところ)ありません。
その曲は、キャロル「ファンキー・モンキー・ベイビー」とベンチャーズ「ウォーク・ドント・ラン」。
要するに、本来アームを使ってベンドダウンしたり(ウォーク・ドント・ラン)トレモロしたり(ファンキー・モンキー・ベイビーのエンディング)するところを、自らの左手をユラユラ動かすことによって似たような効果が得られるわけです。
これをゲラゲラ笑いながら録音してましたw
ビル・フリーゼル
フレットレスギターと言えば思い出す、この話。
ある年、私はネイキッド・シティの来日公演を観に行ったんです。
(以下、これまた別のブログに書いた話を元に書きます)
観に行った理由としては「ジョン・ゾーンとフレッド・フリスが一緒に見れるなんてお得!」みたいな感じだったと思います。
これが、私のジョン・ゾーン初体験。(フリスは何回か観たことあり)
場所は新宿ピットイン。
前半が普通めのジャズのセットで、後半はコブラ(説明割愛)のドシャメシャなセット。
フリスは前半は出てこないのw
前半のセットでは、ジョン・ゾーンが普通にジャズっぽいサックスが吹けることに結構、驚愕したのでした。
で、この時、ギターのビル・フリゼールがフレットレス・ギターだったんです。
「オレの真似じゃん!」
って思いましたよw
まぁ、オレの100倍は上手いんだけどさww
ジャズのコードプログレッションを、フレットレスとは思えないくらいに音を外すことなく巧みに弾いていてね。いや、それフレットレスの意味ねーだろ的なw
で、コブラセットになってから、フリスが登場。
ネイキッド・シティではパートはベースとなっていますが、実際にはプリペアド・ギターとか色々持ってきていました。
フリスがそれらで何やらガシャガシャやりだすと、フリゼールが満面の笑顔で覗き込んでいたのが印象に残っています。
あと、ジョン・ゾーンが「アイちゃ~ん♥」って呼んだら出て来たのが、ボアダムス山塚アイでしたw
スティーヴ・ヴァイ
ここからはフレットレスギターが登場する動画を2つご紹介。
(まぁフレットレスちゅうか、ダブルネック、トリプルネックギターですが)
どちらも以前に貼ったことがある奴です。
先ずは、スティーヴ・ヴァイ。
10分近い長尺なので、気の長いお暇な人はどうぞ。
トリプルネックの一番下がフレットレスになっています。ドローンとして使う以外にソロもちょっとだけ弾いてますね。
それと、前に貼った時も書いたけど、中盤以降の顔芸が凄いですw
エアギターをする人が、よく「速弾きをするサマを表現」するのに、口元をピロピロしたりするじゃないですか。
で、このシーン。
「エアギターで真似される側のあんたが、それをすんのかよ!」
みたいなw
因みに、後半6分過ぎに盟友ビリー・シーンが登場します。
ロン・“バンブルフット”・サール
これも前に貼った、Sons Of Apollo です。
マイク・ポートノイ、デレク・シェリニアン、ビリー・シーン、ジェフ・スコット・ソート、ロン・“バンブルフット”・サールによるプログレッシブ・メタルのスーパーグループ。そう、ここにもビリー・シーン。
PVの最後でバンブルフットがタッピングする時、おでこにピックをペタッて貼って、タッピングしたあとにラストの決めで、おでこからピックを取るところがお茶目w
本人によるギターソロのプレイスルー動画もあるので貼っておこう。
🤘
そう。これぞ、正しいフレットレスギターの使い方だなw
おまけ:YOYOKA - Sparkling
さらについでに。ビリー・シーン、デレク・シェリニアン繋がりで。
もう1年近く前で今更感凄いけど。
キーボードがデレク・シェリニアン!
ベースはロンダ・スミス!
ロンダ・スミスに関する記述が押しなべて「プリンスやビヨンセとの共演で有名な」と言う枕言葉になるのがちょっとムッとしちゃうわね。
そこはジェフ・ベックでしょーが!
と言うことで、最後の最後のついでに。
YOYOKAさんの最新動画はこの渾身のジェフ・ベック追悼でした。
👍
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