今週のお題「鬼」
特に書くつもりも無かったんですが、先ほど「かつや」のテイクアウト専用「全力飯弁当」と言う、アラカンにあるまじき食べ物を(もちろんビールも付けて)やらかしてしまいましてな。
「オム焼きそばと海老・チキンカツのソースカツ弁当」
「オム焼きそばとから揚げ・メンチカツのソースカツ弁当」
いかんでしょ。これ、アラカンは食べちゃw
因みに、オム焼きそばの前に1月27日まで販売していた「オムナポリタン」のシリーズの方が好きです。カミさんも同意見。*1
ま、そんなわけで、いかい事おなかいっぱいで、かつ、いい感じに酩酊したので、今週のお題を書きます。
(何故だw)
山岸凉子『鬼来迎』/『鬼』
そんな酩酊も軽く醒めるような話。
『鬼来迎』(きらいごう)は「一番怖ェのは、人間なんだよ!」って感じの話です。*2
『鬼』は…これも「一番怖ェのは、人間なんだよ!」って感じの話です。
山岸さんは、そーゆーの多いから。
うーん、『鬼』は『わたしの人形は良い人形』とはまた違う意味で、もう読みたくない話だったな。
しまった。思い出してしまったぜ。(食人注意)
他にも、山岸凉子の作品には鬼を題材にしたものが結構あります。
『日出処の天子』で、厩戸王子(うまやどのおうじ)が、“鳴らない笛”「火雲」を吹きながら鬼を従えて現れるくだりもよかった。(以下、ネタバレ)
読んでない人向けに説明すると、作品中の厩戸はエスパーであると言う設定で、人と違う自分に対してコンプレックスを持っています。
「火雲」は厩戸以外の常人には音を出せないけど、この時は蘇我毛人(そがのえみし。厩戸の思い人)が酔っぱらっていて音を出せたんですね。
自分では意識していないだけで、毛人にも「能力がある」んです。
で、毛人が吹くと鬼の代わりに花が咲き乱れる。
これを見て、厩戸が「私が吹くと鬼なのに、毛人が吹くと花なのか」とショックを受けて落涙するわけです。
それを見た毛人が「勝手に笛を吹いた事を怒っているのだ」と勘違いして、なだめながら笛を返して厩戸に吹くように促すと、今度は、鬼ではなく、天から天女たちが降ってくる。
このシーンは、後に厩戸が「毛人の能力は私といる時にのみ発揮され、それは私自身の能力をブーストする」と気がつく伏線になっていました。
『日出処の天子』は、この頃が一番安心して読めて面白かったな。
白土三平『鬼』
白土三平には、幻の未完長編『鬼』と言うのもあるんですが、そちらは私は未読。
ここで取り上げるのは『シジマ(忍法秘話 参)』に入っている3つの短編からなるオムニバスです。
これもまた、「一番怖ェのは、人間なんだよ!」って感じの話ですが、3編目は(ネタバレするけど)、「鬼を喰ってしまった」3人の豪快な男たちの話。
前の2編と較べると、爽涼たる読後感があって大好き。
因みに、罠や謀略ではなく、タイマンの白兵戦で鬼に勝った、と言うところも実に良いなぁ。
「ちょっとひねってやったのさ」
「ちょっとひねったにしちゃ、あざだらけだな」
ここ好きw
鍋にして食べてたけど、味は熊に似て美味だそうです。熊の味、知らんけど。
「3人はその後、何の崇りも無く長生きした」と言うエピローグも◎
新月『鬼』
日本のプログレバンド。
歌詞に漂う陰陰滅滅たる世界観。ジェネシスを彷彿とさせるシアトリカルなステージ。「これをプログレと呼ばずして何をプログレと呼ぶのか」と言わざるを得ない楽曲と演奏。
「ニッポンのプログレ」
と声に出して言いたくなるw
今も、離合集散を繰り返しながら活動している模様。
動画はオフィシャルのものが無いので検索してくだされ。
電気グルーヴ 『Cafe de 鬼(顔と科学)』
まぁ、代わりと言ったらアレだけど、動画はこっちを貼っておきます。これはオフィシャル。
大ファンではないけど、この曲は大好きですw
電気グルーヴって、何気に、オールナイトニッポンなんかで、SPK や ホワイトハウス辺りのインダストリアル・ノイズ系の話とかしてたよねw
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