『バスターのバラード』 (The Ballad of Buster Scruggs) は、2018年のアメリカの西部劇映画。6つの短編からなるオムニバス映画です。監督・脚本はコーエン兄弟。
その挿入歌 “When A Cowboy Trades His Spurs For Wings”。
「まーた、年寄りがマイナーなものを出してきた」
とか言ってんじゃねーぞ、そこのお前!
第91回アカデミー賞の歌曲賞ノミネート曲じゃい!
まぁ、ぶっちゃけ、そこはどーでもいーんだけども。
ただ、この曲、好きなんだよねー。
コーエン兄弟の映画、まともに観たこと1回もないけど、とにかく、この曲すっごい好きなんですよ。
映画の内容について(ややネタバレあり)
まず、映画の方の話から少し。以下、ネタバレ注意。
主人公のバスター・スクラッグスは、白い服で装った洒脱で歌好きの陽気なカウボーイ。その一方で早撃ちの無法者でもあり、作中、めっちゃ人を殺します。
で、物語の最後には、黒ずくめの若いガンマン、キッドとの決闘に敗れて死ぬんだけど…。
ここで何故か、バスターを倒したキッドが、いきなり歌いだします。
それが、この “When A Cowboy Trades His Spurs For Wings”。
(「カウボーイが拍車と翼を交換する時」)
すると、死体から離脱したバスターの魂(天使の羽が生えて竪琴を持ってるw)がフワフワと昇天しながらキッドに合わせて歌うの。何その超展開ww
で、この黒ずくめの若いガンマン、キッドがめちゃくちゃ歌ウマなのね。
演じているのはウィリー・ワトソン。俳優ではなくて歌手です。
一方、バスターの方は本職の俳優、ティム・ブレイク・ネルソン。こちらは、物凄く上手いと言うわけではないけど、決して下手ではないし、なかなか味がある声質。
それにしても、あんな放埓な殺人者であるバスターが地獄に落ちずに天国に召されるってのが、また何とも…w
サウンドトラックについて
以下の動画は、サントラを出しているレコードレーベルの公式オリジナルサウンドトラック。(死体注意)
ついでに以下の動画も。こちらは、作曲者であるギリアン・ウェルチとデヴィッド・ローリングス(Gillian Welch & David Rawlings)の公式動画。このバージョンも悪くないです。因みに、キッド役のウィリー・ワトソンと、作曲者ウェルチとローリングスは音楽仲間でもあります。
これね、歌詞がまたいいのよ。
ワトソン&ネルソンのOST動画は歌詞付き。ウェルチ&ローリングスの方は動画の概要欄に歌詞が記載されています。
曲名でググると一部まったく違う歌詞が出てくるんだけど、上記2つの動画が公式なので、言うまでもなく、こちらが正しいです。
その問題の歌詞は、“bindling sheet”。歌詞をググると、この部分が “thin linen sheet” とか表示される。これは bindling と言う単語が存在しないことによる混乱だと思います。
では、この bindling は binding の書きまつがい?と思いきや、さにあらず。ここに説明があります。
ウェルチとローリングスによる造語っぽいですね。でも、コンテキストで捉えれば「死体を包むリネンのシート」のシノニムであることがわかるようになっています。
それと、これは個人的な疑問なんだけど、“when tomorrow comes”。
ここは where じゃないんですかね?日本語話者の感覚だと、前後文脈からだと where の方が自然な感じがしますよね?この辺が難しいねぇ、英語は。
キッドは、自分がいつかはバスターと同じ運命を辿ることをわかっているわけですけど、個人的に好きなのは、昇天するバスターの魂と輪唱している時に、キッドがバスターのパートに頷いて呼応するシーン。
(動画の方に同様コメントあり)
妙ちきりんで sarcastic な内容の映画ではあるけど、だからこそ却って真っ直ぐな歌詞が沁みる。
牛集めも終わった 焚火の火ももうすぐ消える
あいつは声高く歌う
カウボーイが拍車と翼を交換する時
泣けるわねぇ。
今日の「弾いてみた」
ところで何故に、いきなりこんな曲の話をしだしたか、と言うと、実は今、この曲、練習しておるのです。
ただね、ここ数十年、エレキしか弾いてないもんで(ここ数年は、それすらも年1~2回程度)、もう指がフニャフニャでw
アコギがまともに弾けなくなっているんです。
最初は、練習動画を Twitter に上げようと考えてました。でも、もう少し「コナレて」からでもいいかな、と。
以前、数十年振りにやろうとしたアカペラは、ターヘー過ぎて挫折中なんですが、今回もそうなる可能性は無きにしもあらず。
ただ、テイク2撮ってみて、アカペラの時ほどは、ひどくない。
(まぁまぁ、ひでーけどなw)
と言うことで、テイク2から一応、40秒ほどのお裾分け。
え?要らない?まぁまぁまぁまぁ!そう遠慮なさらずww
この乱雑な部屋は実家の元・自分の部屋、現・物置き。
あ、レーザーは、ギターと唄と発音の拙さ、そして部屋の乱雑さから目を逸らさせるための高等テクニックですw
今後のプランとしては、
Twitter は、気が向いたら。
ピアニカとマンドリン。これまた数十年単位で弾いておりません!
あ、そう言えば、実家にホーナーのミニアコーディオンあるやん!
(ってハードル上げてどうするw)
ま、頑張ります。
次回は正装(メタルT)で!🤘😈🤘
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