※訃報ではありません。ご健在です。
この年(還暦過ぎ)になってから、今猶「あれ?そうだったの?」と気づいたりすることって沢山あります。
いや、何か「深い話」をしようって言うんじゃ全然ないんです。
「オレがブッ書きたい」と思った話を書くんです。ここ、オレの庭。
以前の記事で、80年代の大ヒット曲 “I Can Dream About You” のダン・ハートマンと、エドガー・ウィンター・グループのベーシストが同一人物でビックリ、と言う話を書きましたが、今回も「それ系」です。
最初にお断りしておくと、以下、
「そんなことも知らん奴にテキーラ・サーキット界隈を語る資格はねぇ!」🤪
と言われかねない内容です。でも…。ここオレの庭。😤
今回もクッソ長ぇです!
飛ばしてどうぞ!
⇒ まとめにひとっとび
「テキーラ・サーキット界隈」とは
私はこのブログのあちこちで、自分の音楽的嗜好(指向)について、
「プログレとブルーズをコアに持つメタルヘッド」
みたいに表現していますが、当然のことながら、人はプログレとブルースとメタルのみにて生きるにあらず。
(当たり前だろw)
様々なコアとなるものが絡み合い、またそのコアとは異なる枝葉も絡み合い、自分の音楽的な根幹が形作られていくわけですよ。誰もが。
私の場合、中核となるコア以外の領域での、やや細めのコアの部分で、少しだけ大きな割合を占めるのが、見出しに書いたテキーラ・サーキット界隈。
いや、うーん、「細めのコア」と言うよりは「太めの枝葉」と言った方が適切かな。
(まぁ、どっちでもええかw)
単純にテキーラ・サーキットと言うと、イーグルス、ジャクソン・ブラウン、J.D.サウザー、リンダ・ロンシュタット…。この周辺のコミュニティを指します。
ボニー・レイット姐さん辺りも入るかな。(何故か姐さん呼び)
そもそも「テキーラ・サーキット」と言う言葉自体、中学か高校くらいに来日した時の姐さんのインタビュー記事を読んで知ったんですよ。「まとめ」で後述。
で、乱暴に幅を広げて、さらにLA近辺かも気にせずに含めてしまえば、ドゥービー・ブラザーズ、リトル・フィート、オーリアンズ、エミルー・ハリス、ニコレット・ラーソン、ポコ、ロギンス&メッシーナ、デヴィッド・リンドレーを経由してライ・クーダー。他にも、ジェイムス・テイラー、カーリー・サイモン、キャロル・キング、CSN&Y…etc. etc.
さらにプレイヤー目線で言えば、ラス・カンケル、ダニー・コーチマー、クレイグ・ダーギ、そして我らがベース・ゴッド、リーランド・スカラー君様殿大聖。要するにザ・セクション界隈ですな。*1
まぁ切りがないのでこの辺にしておきますが、上記に挙げたような人たちも、時に色濃く、時に薄っすらと透けて見えてくるわけです。
これらを私の中では「テキーラ・サーキット界隈」と呼んでいる。
ただ、自分にとっては「枝葉」であるから、そこまで深掘りして聴いてはいない。
上記に挙げた中だと、ライ・クーダーみたいに何枚もアルバム持ってて「大大大好き!」みたいなのもあれば、「数回だけ数曲聴いた程度」みたいな人も混じっています。
ローズマリー・バトラーさん
さて、本日の本題。
「さん付け」で書いている理由は、オールナイトニッポンで谷山浩子さんがそう呼んでいたからですw
私の年代プラマイ10歳程度の方であれば、ローズマリー・バトラーと言えば、大藪春彦先生原作の映画『汚れた英雄』のサントラで使われた、これ。
『Riding High』
(最大4K解像度で草刈正雄さんの「お尻」をご堪能いただけます)
この曲は特に好きではないです。凄く売れたから頭には残ってますけどね。
因みに正式な曲名が『Riding High』だと言うのも、たった今知りました。
(私の記憶では『Burning Heart』でした🤣)
それと、もう1曲。
原作者・平井和正先生が大激怒したらしいw、映画『幻魔大戦』で使われた、これ。
『光の天使~Children Of The Light 』
この曲は好き!
音楽はキース・エマーソン!プログレ!!
実はですね、私、この曲は「オレ的エマーソンBEST5」に入っているくらい好きな曲なんですよ。いや、BEST8くらいかな。(刻むなw)
特にAメロ2コーラス目(0:47)から入ってくるシンセベース。
ベース弾き心をくすぐりまくります。オートワウをかけたフレットレスベースでコピーしたい…。
「さあ帰ろう。戦士が帰還する所は、うんたらかんたら」
(江守徹さんの声で)
で、上記2曲、いずれもかなりのヒットだったと記憶していますが、その2曲に於いて素晴らしいヴォーカルを披露しているのが、ローズマリー・バトラーさんと言うことですね。
まぁ言うても、日本での大ヒット以外で、この方がどういうキャリアを経て、またその後、どういうキャリアを送ったのか、ちゃんと調べたことはなかったんです。
ローズマリー・バトラーさんは、実はテキーラ・サーキット界隈の人だった!
いよいよ、本題の本題じゃ。
私、ドゥービー・ブラザーズの “What A Fool Believes” って凄く好きなんですよ。
まずは RHINO の公式から、おひとつどうぞ。
で、これからする話の動画は、公式じゃないので例によって貼らないんだけど、最近、YouTube のアルゴリズム君が、
「君、ドゥービーズの What A Fool Believes 好きだよね?あと、キレイなおじょせーも大好きでしょ?」
と言って、ノー・ニュークス(反原発の理念を掲げた1979年のチャリティー・コンサート)でのドゥービー・ブラザーズのライヴ動画をリコメンドしてきたんです。
動画のサムネは、マイケル・マクドナルドでもパット・シモンズでもなく、バッキング・ヴォーカルと思しき、ブロンド・カーリーヘアの女性の笑顔のアップ。

私は、躊躇なく開きました。😎
どことなくゴールディ・ホーンを彷彿とさせるルックス。終始笑顔で非常にチャーミング。一番ハイピッチのパートを美しく伸びやかなトーンで歌っています。

で、この辺で私も気がつき始めました。
「…これ、もしかして、ローズマリー・バトラーさん?」
と思い、コメントを広げて見ると、出るわ出るわ。
ちょっと長くなるけど、訳してみます。
(「本件と関係ないけど気になるコメント」も含めます)
- バッキング・ヴォーカルのローズマリー・バトラー、可愛いな!
- 彼女によく似た恋人がいたんだ。可愛らしいブロンドのカーリーヘアーで、深く青い瞳。そして、魅了する笑顔。何て素敵なんだ!
こぢゃ註:"that’s so Gina!" と言う表現が使われていました。女性のルックスを褒める時に使う言い回しらしいです。知らねーw - マイケル・マクドナルド時代のドゥービーズは俺的にはどうでもいいバンドなんだけど、ローズマリーのサムネを見てクリックしちゃったよ。彼女はあの時代の伝説的なバックアップ・シンガーだ
- いつも誰なのか気になってたんだよ。彼女のチラ見でマイケルが蕩けてるよね😚
- 彼女によく似た恋人がいたんだ。可愛らしいブロンドのカーリーヘアーで、深く青い瞳。そして、魅了する笑顔。何て素敵なんだ!
- ドゥービー・ブラザーズ の大ファンだけど、その場にいたら、ローズマリー・バトラーから目が離せなかっただろうな。なんてゴージャスな女性なんだ!
- 歌の間、彼女はマイケルに恋してるように見える
- 確かに😊
- それは責められないでしょ。マイケルは夢見心地にさせてくれるもの
- オーマイガー、何て愛らしい。彼女が良い人生を歩めていることを願うよ
- 何年もの間、彼女は私のヴォーカル・コーチだったのよ!愛してる!
- をを、最高の先生を持っていたんだな、君は
- 彼女はジャクソン・ブラウンの “The Load Out/Stay” の最高のライヴ・ヴァージョンでも素晴らしい歌声を披露してるよ
- 覚えてる!あれは彼女だったのかーー!!😲
- あの夜、ローズマリー・バトラーはその素晴らしい歌声でコンサート全体に貢献した。そして、テッド・テンプルマン(大プロデューサー)は “What A Fool Believes” のアルバムヴァージョン同様、ドラムを叩いた!
こぢゃ註:動画では、キース・ヌードセンがドラムを叩いていますが、もう1人の新ドラマー、チェット・マクラッケンはパーカッションを叩いていて、彼のドラムにはプロデューサーであるテッド・テンプルマンが座っていました。テンプルマンは元ドラマーで、自分がプロデュースした “What A Fool Believes” でも、ヌードセンと一緒にドラムを担当しています。
- あ、やっぱり、あれはテッド・テンプルマンだったのか
- ロージーはジェームス・テイラーのボストン公演でも歌っていた。なんてこった。彼女の歌は最高だ!
こぢゃ註:"that girl can sing!" 以前も説明した “can 何々” で「めちゃめちゃ上手い」になる言い回し。 - ありがとう。彼女が誰か知りたかったんだ
さてさて、問題はここです。
- 彼女はジャクソン・ブラウンの “The Load Out/Stay” の最高のライヴ・ヴァージョンでも素晴らしい歌声を披露してるよ
- 覚えてる!あれは彼女だったのかーー!!😲
・
・
・
あれは彼女だったのかーー!!😲
何たる!何ったる!©広川太一郎
ジャクソン・ブラウンはファンと言うわけではないですが、ライヴに於けるデヴィッド・リンドレーのとんでもなくキチ●ガイなパフォーマンスが好きで。
(あのラップスティールギターのソロはマジで一聴の価値あり!)
…で、「このヴォーカルの女の人、上手ぇなー!」とも思ってたんですよ。
ローズマリー・バトラーだったんかい!博多淡海!
現在も彼女は現役で、歌手、ヴォイス・トレーナーをやっているようです。
https://rosemarybutler.ccom
(※2026年4月現在。ドメイン更新してない模様。リンク避けしておきます)
フォトギャラリーを見ると、最初に書いた「テキーラ・サーキット界隈」の人々が(現在のお姿で)多数登場します。
ここ数年で撮られたものだと思いますが、ボニー・レイット姐さんとの2ショット写真とかもありました。😍
(共演多数。私が持っている姐さんのアルバムの何枚かにも入っとりました…😑)
総括すると、ローズマリー・バトラーは、LA、特にテキーラ・サーキット界隈で非常に有名な「バッキング・ヴォーカルの女王」と呼ばれる存在であり、「名作・名演の裏にこの声在り」と言う伝説的シンガーだった、と言うことですなぁ。
ある時期、日本で2曲だけヒットを飛ばした「2発屋」などではなかった、と。
大変お見それいたしました。🙇🙇🙇
「そんなことも知らん奴にテキーラ・サーキット界隈を語る資格はねぇ!」🤪
言葉も無い。正直、すまんかった。🙇🙇🙇
何たる!何ったる!©広川太一郎
ジョン・マクフィーと永ちゃんの話
これまたどーでもいー話を追加しておくと、パット・シモンズじゃない方のギタリストは、ノーニュークスの1979年時点では、ジェフ・バクスターではなくてジョン・マクフィーでした。
この人は、ジェフ・バクスターが脱退したあと加入し、ドゥービーズ解散までいた人で、その後の再結成時にも再加入。現在に至るまでメンバーです。
ドゥービーズ解散の時期、盟友キース・ヌードセンと共に、長らく矢沢永吉のバックバンド(ツアーのバンマス)を務めていたことでも有名です。
(まぁ今日びの人は知らんでしょうがw)
ところで、永ちゃんについては以前、こんなことを書いています。
日頃、プログレだのメタルだの言ってるけど、70年代に千葉の片田舎の中学生だった私。永ちゃんは刷り込まれまくってます。実際、私の周りにいた、中1でプログレやブルースやってた人達も、中2の夏にはキャロルのコピバンやってましたからね。これは、もう必修科目みたいなもんですw
私自身、今でも『ファンキー・モンキー・ベイビー』は、空(そら)で弾けますw
もう少し詳しく書くと、松戸市⇒柏市⇒我孫子市と茨城県に向けて北上するに連れて、「永ちゃん率」が上がってったような気がします。🤣
いやいや、私の気のせいでしょうが。😎
ルイジアナ!🚌 *2
ローズマリー・バトラーさんは、実はベース弾きでもあった!
ローズマリー・バトラーは、ヴォーカルオンリーのキャリアに移行する前、1960年代から1970年代の前半にかけて、バンドをやっていたんですね。
最後にやっていたバンドは Birtha と言うブルージィーなハード・ロックバンドで、メンバー4人とも女性。全員がリード・ヴォーカルをとれるバンドでした。
コメント等を読むと、当時のガールズバンドとしては「Fanny と並び称すべき重要バンド」だとか。Fanny はたまさかに、YouTube のお薦めに上がってくるので知っていましたが、Birtha は今回初めて知りました。
編成は、ギター、ベース、キーボード、ドラム。ローズマリー・バトラーはベース。
ドラマーとベースがサウスポーです。4人のうち半分がサウスポーって珍しい。
音楽的には、ちょっとマウンテンっぽい感じあります。編成も同じだし。でも、カントリー・フレイバーみたいなアーシーさも感じる。
リードヴォーカルは「がなり」系。でもハモりは「キレイ」系、みたいな感じ。
ヘヴィな演奏に美しいコーラスが乗ってくるのが不思議な味わい。
で、この頃のローズマリー・バトラーはストレート・ヘアだったので、より「ゴールディ・ホーン」感が増しているな、と思ったんですが、この「ゴールディ・ホーンっぽい」と言うのは、自分だけがそう思うようなことなのか、ふと気になって調べてみました。
見つけたのが、Hollye Dexter と言う歌手で文筆家のブログ。
その方が、雑誌の企画でローズマリー・バトラーにインタビューしたそうなんです。「私の友人でもありアイドルでもある」と書いてあったから、元々知り合いなのでしょう。
で、その記事の中に「音楽界のゴールディ・ホーン」と書かれていました。
(ま、見つけたのは、この1件だけでしたがw)
因みに、日本語での検索だと、「SoKKuri?」に
- ローズマリー・バトラーと木の実ナナは似ている?
- 木の実ナナとゴールディ・ホーンは似ている?
と言うのがありました。
演繹的に、ローズマリー・バトラーとゴールディ・ホーンは似ていると思っている人が一定数いる、と言っていいような気はしますww
まとめ
- テキーラ・サーキットとは?
「LA界隈でライヴ🎸やって、パーティー🎉やって、テキーラ🥃飲んで、ジョイント🌿吸って騒いでいるような連中のことよ😇」
と、当事者でもあるボニー・レイット姐さんが言っていたような記憶があるw
(もしや…姐さんの酒焼け声の理由?🤪💢🤛) - テキーラ・サンライズとは?
女子プロレスラー尾崎魔弓が使うタイガー・スープレックスの派生技である
(「チキンウィング・ハーフネルソン・スープレックス」とでも呼ぶべき技で、見た目がとてもカッコいい) - ローズマリー・バトラーは、80年代初頭に日本国内でのみ、2曲のヒットを飛ばした「2発屋」である
(👆この記事を書くまでの私の間違った認識) - 実は、ローズマリー・バトラーは、LA、特にテキーラ・サーキット界隈で非常に有名な「バッキング・ヴォーカルの女王」と呼ばれる存在であり、「名作・名演の裏にこの声在り」と言う伝説的シンガーだったのである
- ローズマリー・バトラーは「音楽界のゴールディ・ホーン」である
