You suck!
TOEIC にはまず出てこない単語のお話。
後ろにいつもの2時間DTMを貼っていますが、サブブログに書いたとおり、作っている途中では、元WWEのプロレスラー、カート・アングルのテーマ曲 “Medal” の一部分を使っていました。(完成前に削除w)
WWE公式動画です。(公式とは思えぬ手抜き加減w)
この曲、単純っちゃ単純なんだけど、めちゃめちゃカッコいい。ほんと米国の人は、この手の国威発揚系の曲を作るのが巧いわ。(米国人が書いた曲かどうか知らんけど)
このカート・アングルは、アトランタ五輪のレスリング金メダリストです。全米選手権者にも 6回、輝いています。
確か、WWEでも 6回ベルトを制しているので、アマレス、プロレスの両方で “six times champion” なわけですね。
そんな彼ですが、WWEに於いては「金メダルを鼻にかけるイヤな奴」を演じていました。
なので、0:10 からの「F→G#、G#→B♭、C#→C、C→B♭」の部分では、
“You suck!! You suck!! You suck!! You suck!!”
(WWE公式訳は「へなちょこ」)
と言う、観客の大チャントで、カートがそれに対して激高すると言うのがお決まりとなっていました。
ベビーターン(ヒールからベビーフェイスになること)した時ですら、このチャントは使われていたように記憶しています。
(“YOU SUCK!”プラカードを持っている人も沢山いた)
と言っても、この時点では、別にヘイトされていたわけではないんです。
ま、この辺はプロレスファンならでは、なアレでして、好きじゃない人には理解できない世界かもしれないw
因みに、カート本人は、このチャントが大好きだったとインタビューで語っています。
ま、文字どおりアングルですからねw
何故「下手くそ=吸う」なのか?
ところで、この「ひどい」「下手くそ」などを指す、"suck" って言う悪口。
何で "suck"(吸う)を使うのか?と言うのが気になって以前、少し調べたところ、
- 相手を乳児に たとえている
- もっと侮蔑的な下ネタ(ここには書けんww)
と言うのが、引っ掛かりました。
今回、もう少し深掘りして、Urban Dictionary で検索したところ、なかなかクールで頓智と洒落の効いたスラングだと言うのがわかりました。たぶん、これが真実。
それが以下になります。
その理由はこれ!
昔のジャズ・ミュージシャンの間で、サックス、トランペット、トロンボーンなどの管楽器のメンバーの演奏を褒める時に使うのが、
“He can really blow!”
(「あいつはマジで『吹ける』!」)
と言うものだったんですね。
じゃ、逆に下手くそな管のことを、どう表現するかと言うと、
“He must be sucking on it.“
(「あいつ、吹いてるんじゃなくて『吸ってる』だろ」)
だれうまww
なるほどね。で、このバンドマン用語が、そのまま一般的な言い回しに転嫁されたのではないか、とワタクシ、思うわけです。
日本でもバンドマン用語が一般的に浸透して使われる事って、ありますよね。「チンカチンカの冷やっこいルービー」とか「遅刻したらギャラ、ツェー万ダウンな」とか。
(言わねーよw)
おまけ:She can really sing
因みに、"Someone can really do" の言いまわしは元々知っていました。
例を挙げると、BABYMETAL が レディー・ガガのオープニング・アクトを務めた時、ガガは、BABYMETAL とヴォーカルの SU-METAL を評して こう言っていました。
(ファンへリプする形で)
@Aerodax they are so killer. And lead singer can really sing it's very unexpected and the music is authentic I'm a fan
— Lady Gaga (@ladygaga) 2014年8月3日
「彼女たち(BABYMETAL)は本当に凄いわね。リード・ヴォーカルはガチで『歌える』子で、予想もしてなかったし、音楽はホンモノ。もう私、ファンだわ」
これね、当然ながら、当時のBABYMETALファンはホルホルしたわけですが、残念ながら、みんながみんな英語学習者じゃない(もしくは英語学習者であってもバンドマン用語の感覚はわからない)から、
「彼女は口パクじゃなく歌える」
みたいに訳している人もいたりして、心がチクチクしたんですよねww
can really sing は「ガチで歌ウマ」ってことな!
時空を超えて指摘しておくw
深夜の2時間DTM
いつもの2連発。
15回目「夏の終わりをイメージした儚げ・悲しげな曲」
#深夜の2時間DTM
— こぢゃ@TOEICと宅録 (@pojama_toeic) 2023年8月29日
お題「夏の終わりをイメージした儚げ・悲しげな曲」
ム、ムズイ…
悲しげではないけど儚げな感じはあるかな?
大野雄二さんに比肩する作曲家ブライアン・ベネット(主観です)の曲みたいになった😊
もう少し整えたら、つべとサンクラにも上げたいです
眠いのでフライング御容赦😪 pic.twitter.com/wS4aZgPBF3
これは自分でも、かなり気に入っていますね。
まぁ、大抵自分の曲は大好きなんだけどw
曲や機材の詳細については、こちらを。
16回目「オルガンのグリッサンド奏法を用いた曲」
もう1本。
#深夜の2時間DTM
— こぢゃ@TOEICと宅録 (@pojama_toeic) 2023年9月2日
お題「オルガンのグリッサンド奏法を用いた曲」
フ…フオオオオ(;゚Д゚)オオオ━!!
1週間DTMと重なっていたとは!
急ぎやっつけました。
もうマジでグリッサンドのところだけに注力😅
動画作成に時間かかり遅刻
いやーオルグリ気持ちいいっすねー🫠
1週間DTMの方は日曜にしますー😎 pic.twitter.com/tu8TX2I9TL
これが前述のカート・アングルのテーマ曲を投稿ギリギリまで拝借してた奴。そのバージョンがカッコよかったので、そのままアップしたかったけど、さすがにね。😅
自分の中では「“So” の頃のピーター・ゲイブリエル」感がちょっとあります。
曲や機材の詳細については、こちらを。
あ、So言えば。ピーター・ゲイブリエルと言えばですね。
上記は2003年(53歳)時点。Growing Up Live の公式動画。
最初に観た時、まったく衰えを感じさせないヴォーカルに嬉しくなった記憶があります。
ところが、これがですねー(公式じゃないので、ここには貼らないけど)、20年後の最近(73歳)のライヴで見ても、この時と同じレベルをキープしているんです。
と言うか、公式よりもファンカムの方が音が生々しいので、声の張りとかがはっきりとわかる。
リリースから37年後。70歳を過ぎて、未だにオリジナル・キーで唄い、そのパフォーマンスが出せる。これはもう、natural-born performer だなぁ。
あまり、そう言うフィジカル面で語られることは無い人だけどね。
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