【書籍】「炎の千本ノック!」5周目を終えて - TOEIC900点を達成したオレの雑録゛

1日1分! TOEIC L&Rテスト炎の千本ノック!

著者：中村澄子
お薦め度：90%
所感：凄くいい。千本ノック! シリーズは総じて、全体的に厳しめな感じがします。版が大きくなって解説が増えた本書でも、そこは変わらず。
これまでも書いてきたとおり、私は特急シリーズよりは、むしろ千本ノック! で鍛えられた人なので、若干評価は甘めになっているかも。

前便で書いたとおり、炎の千本ノック! は、5周目が終わったところです。
本書については、これまでも何度か書いていますが、5周目を終えて、あらためて感想を書いてみます。

さすがに 5周もやれば全問100%正答か、と言うと、そんな事はなくて、3問くらい間違えています。

以下、難敵たちの感想。ちょっとネタバレ注意。

最高難度の奴。
2勝3敗です。しかも直近2回連敗。

詳細には書きませんけど、
「○○を選ばせるトリック問題だろうけど、澄ちゃん、そんな引っ掛けには乗らないぜ。答えはコレだろ？△△だろ？オレもそこそこ経てきているからな。フンフ～ン♪…って、エー！！正解こっちかよ！」
みたいな感じです。

これね、もちろん答えを単純に丸覚えで覚える気になれば正答できるんだろうけど、多分、同様のパターンの問題を初見でやったら、確実に間違える、ってのがわかりますね、自分でも。

答えがソレだと言うのは理解できたけど、他のが正解にならない理由が今だに、よく理解できない。
まあ、このクラスのを初見で解けるって人は990点満点狙いの人だよねぇ。

初回だけ間違って、その後は 4連勝。
これ、初回の間違いが衝撃だったので、答えを覚えてしまいましたが、かなり難問だと思います。このレベルで、★★★ なの？って感じ。

この問題の凄いのは、出てくるイディオムや単語で「知らないものは一つもない」ところなんですね。みんなわかる。でも、答えがわからない。文節がどうなっているかがわからない。

結局（以下、ややネタバレ）、これってホニャララ A B のお馴染みのイディオムなんだけど、B が 2回出てきて、さらに more ～ than が絡んでくるってところが、肝なのかな、と。そう理解しました。これも同様のパターンで出題されたら 100％間違えるね。

これは名詞の単数と複数で意味が変わる事を「知っているか/いないか」問題。
ではあるんですが、それ以外に「過去分詞を選ばせようとする」意図が見える問題でもあります。で、見事に引っかかりましたｗ
3勝2敗で直近1敗。

これ自体は普通の使役の問題で、使役の事を知ってさえいれば解けます。
でも、ここで挙げた理由は、解説に書かれた、能動的使役。

使役って単純に「have + 目的語 + 過去分詞」で覚えちゃっていましたが、能動的使役の場合は、動詞は現在形なんですね。
大体、「的」って何よ。「態」じゃないのかよ。

うーん、これも実際、この「能動的な使役」で出題されたら確実に間違える自信ありだな。

最後の Lesson 6 は Part 6対策になっています。難易度の設定はないので、この ★★★★ は私の独断。

この答え。形容詞としての用法は知っていましたが、名詞でもあると言うのを知りませんでした。内容に触れられないのが、何とも隔靴掻痒ですけど。*1

でも、間違えた奴も不自然ではないような気がするんだよなぁ。
この辺の、底意地の悪さがもう、千本ノック! たるところですよ。

中村澄子先生と言えば、やはり解説に於ける、ドＳな表現の数々。本書でも炸裂しています。

ね？「あなた、ほんっとにダメねぇ」って言われている気になってくるでしょ？
ああ！わたくしめをもっと辱めてください！！みたいな。
（だから、何を言っておるのだ、オレはｗ）

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*1:隔靴掻痒：かっかそうよう。靴の上から足を掻くような、もどかしいさま