今週のお題「SFといえば」
久々に「お題」オンリーの記事を書いてみる。
語り口も、ちょっといつもと変えて。
まず、奇遇だなと思ったのが、実はつい先日、こんなツイートをした。
アラカン男子w#わたしを作った少女マンガ5冊
— こぢゃ@TOEICと宅録 (@pojama_toeic) 2022年7月18日
日出処の天子/山岸凉子
11人いる!/萩尾望都
精霊狩り/萩尾望都
パタリロ!/魔夜峰央
超少女明日香/和田慎二
次点 風と木の詩/竹宮惠子
基本SF。6~7割がた原初のBLだな🤔
のだめ、動物のお医者さん、高野文子、百鬼夜行抄は大人になってからなので除外
そう、『11人いる!』『精霊狩り』は純然たる SF。『超少女明日香』も SF。『日出処の天子』もある意味、SFだし、『パタリロ!』も SFチックなプロットが多い。
では、自分はそれほど SFが好きなのかと言うと、おそらくそうでもない。
でも、SFにまつわるアレコレは好きだったりする。
で、今回のお題に関して、ボクが選んだのは山尾悠子。
それとても、買って読んだのは『夢の棲む街』と『歌集 角砂糖の日』くらい。
泉鏡花文学賞、日本SF大賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した『飛ぶ孔雀』すら読んでいない。*1
何せ、昔と較べて本を読まなくなってしまっている。
でも、『夢の棲む街』、この 1作品のみで、ボクの中では「山尾悠子は至高のSF作家」となっている。
例えば、もし、キング・クリムゾンが『Red』の後、MTVに出るような売れ線のバンドになっていたとしても、『Red』1作さえあれば、ボクの中では「至高のプログレバンド」と定義づけられていたはずだ。そう言う事だ。作品の多寡は関係なく、その前後がどうだったか、も関係ない。
で、いきなりお題に反する話をしてしまえば、これを最初に読んだ頃、あまり SF のつもりで読んではいなかった。
よく言われる事だが、ボク自身は、安部公房のラインで読んでいた。
これは今回この記事を書くに当たり、インタビューとかを読んで知った事ではあるけど、まだデビューまもない頃、その安部公房から文学系の文芸誌に紹介されるも、当時の編集者からは、けんもほろろだったようだ。
元々、寡作な人だったのが結婚・出産に伴い、実質引退のような状態。その間、幻の作家と呼ばれていた。
そこから十数年後に復帰し、しかも現在では、かつて冷遇された文学界からお声がかかるようになったわけだ。
ところで、泉鏡花文学賞を受賞した時の山尾さんのコメント:
「泉鏡花のラストシーンって印象的なものがたくさんある。ラストさえ決まっていればそこに至るまでは多少わかりにくくても大丈夫みたいな、変な刷り込みを受けたかもしれません」
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