長ぁ~い前置き(飛ばしてどうぞ)
当ブログに於いて、私はよく自分の英語、特に「文法のわかってなさ加減」を自虐的に書いたりしていますが、これはもうね、from the bottom of my heart、ガチのマジなんです。
あまりこう言うことばかりハーヴェイ書いてると、TOEIC撲滅運動推進派の人々に「これだからトイカスは…」って言われちゃうわけですが、まー、取り繕ってもしゃーない。他の人はいざ知らず、私がそうだ、と言うのは厳然たる事実。事実は事実。
と言っても、端的にスコアだけで見れば一応、私は 900点ホルダー。
アビメで見ても極端に文法が低いわけでもないし、毎回毎回「心が折られる」と書いている「でる1000問」に関しても直近3回、正答率は95%。
普通に考えて世間一般的に見れば「文法わかっている人」の部類に入るでしょう。
入るでしょう。
入るでしょう。
入るでしょう。
入るでしょう。
入るでしょう。
…ふっふっふ、君達は何っにもわかってない。
これまでも当ブログで何度もハーヴェイ書いてるとおり、私は高校は推薦、大学は付属。多くの人が経験するであろう「受験勉強」と言うものをしたことがありません。
英語と言う科目自体は得意でしたけど、文法は真面目に取り組んだことはありませんでした。
なので、文法に限って言えば、
「学生時代から英語、ほんっと苦手で赤点しかとった事ないんです」
と言う人達とそれほど変わらないレベルで、11年前に TOEIC の勉強を始めました。
11年前、500点台だった私が、何とかスコアをアップできたのは、小石裕子先生の「英文法 出るとこだけ!」のおかげです。
そのあとのエッセンス通塾も大きかったですが、トリガーとなったのは「出るとこだけ!」だと思います。
現状打開には文法が枢要であることは十分すぎるほど理解できていましたので、「挫折せずに続けられる文法の教本」を探すことが必須でした。
そこに上手くマッチしたのが、この「出るとこだけ!」だったんです。
何と言っても薄い!
おそらく今現在でも、TOEIC関連の文法の教本で最も薄いんじゃないかと思います。
以前も書きましたが、この薄さで挫折するようなら、もうどんな教本でも挫折します!w
ただですね、本当はここで、同じ小石先生の「中学英文法で600点!」もやるべきだったんです。それも自分で理解はしていました。
しかし、当ブログで何度もハーヴェイ書いてるとおり、この人(オレ)は極端に怠惰な人なので、分厚い(と言っても、それほどではないけど「出るとこだけ!」よりは厚い)「中学英文法で600点!」だと必ず挫折するであろうことが目に見えていました。
「出るとこだけ!」のおかげで、結果として TOEIC のスコアを上げることができ、それが今、900点ホルダーとなれたことに繋がっているのは間違いないと思います。
思いますが、私は「中学英文法を完全に叩き直す」ことを怠ったことにより、英語学習者として本来必要な最も基本的な武器を今現在においても手に入れることができていません。
「文法の基礎を知らないTOEIC高得点者」の一丁上がり、と言うわけです。
あ、今、
「わかります!わかります!そうなんですよね!自分もそうなんです」
と言ったお前!
断言しておくけど、オレの方が全っ然、英語苦手だからな!
オレこそが英語苦手な人のプロフェッショナルだから!!
(と、何故か、ここでムキになるw)
WWE動画がディクテーションに最適な理由
さて、今回私がディクテーションの教材として選んだのは、世界最大のプロレス団体、WWEの動画。
意外に思われるかもしれませんが、試合以外のスキットなどでレスラーが喋る英語。
全体的に、結構キレイな英語で、聴き取りやすい喋りです。
「母国語ではないけど英語話者人口が多い」、そんな国でも放映されることが多くなり、結果として明快で聴き取りやすい喋りが求められるようになったのではないか、と考えたり。
かてて加えて、私のようなプロレスファンの場合、そこに登場する人名や用語、シチュエーションなども含めて「共通言語」として理解できるわけですから、何となれば普通の TOEIC のリスニングなんかより全然聴きとれるわけですね。
(映像による目から入る補足情報もありますしね)
そもそも、速度の面で見ても、今日取り上げる動画は、WPM150をかなり下回っていると思います。TOEIC よりも全然遅い。
因みに、curse words を bleep out (ピー音)するような場面は今でもありますが、事前に撮影するスキットだと、例えば、fxxkin' に該当する部分は、frickin' や freakin' などに意識して置き換えて喋っています。
中指立てたりもしないですね。人差し指。優しい😊
さて、長い前置きはこれくらいにして、ディクテーションした内容を晒してまいります。ご笑納ください。
【WM33】ハーディー・ボーイズWWEで復活!
では、まず、この動画についてのバックグラウンドを説明しておきますね。
登場人物(ディクテーション対象のみ)
ゴスペルギミックのユニット、ニュー・デイの3人
- エグゼビア・ウッズ (Xavier Woods):左端。トロンボーンはギミックではなくて実際に吹けます。BABYMETALのファンw
- ビッグ・E (Big E):中央。
- コフィ・キングストン (Kofi Kingston):右端。
人名・用語
- レッスルマニア:WWEが主催する年間最大・世界最大のプロレスイベント
- ラダー・マッチ:脚立などのハシゴを使った立体的な試合形式。基本的に反則裁定無しのエクストリームマッチ
- フェイタル・4ウェイ:4ウェイとは「四つ巴戦」のこと。WWEでは頭に「フェイタル」が付く
- ハーディー・ボーイズ:マット・ハーディーとジェフ・ハーディーの実の兄弟によるタッグチーム。前述のラダー・マッチを進化させた、とされている
- "Delete!" チャント:マット・ハーディーがブロークン(壊れた)ギミックにチェンジした頃に発生するようになった観客のチャント(かけ声)
シチュエーション
動画は、2017年に開催されたレッスルマニア33に於けるロウ・タッグチーム王座戦の話。
トリプルスレット(3ウェイ、三つ巴戦)のラダーマッチで試合が行われようとしているところ。
ここで、大会の進行役であるニュー・デイの3人が登場して、3ウェイから4ウェイに変更することを宣言する。
観客の大きなどよめき。それは、ラダーマッチのイノベーターと呼べる「あの」タッグチームがWWEに復帰することを意味していたからであるが…。
ディクテーション内容
長い前置きを読み飛ばした方に向けて書いておくと、この人(オレ)は、文法の基礎を持たぬまま、900点超えを果たした人なので「何故そーなる(爆)」と言う部分があります。そこはひとつ生暖かく、お目こぼしのほどを。
ディクテーション
Big E : Ladies and Gentlemen, as your Wrestlemania host, we must inform you that we have just recieved the word [The audience chants "Delete!"] that this ladder match has now become a fatal 4-way!!!
[A stir sweeps through the stadium]
Xavier : Which means that there is one more team involved in this match.
Kofi : Now, I wonder who is for team could possibly be.
[The Hardy Boyz enter and the audience goes nuts]
答え合わせ
では、答え合わせ。
最後のコフィのところは酷かったですね。
Now, I wonder who is for team could possibly be.
正しくは、
Now, I wonder who this forth team could possibly be.
「isて、お前…後ろにbeがあるのに、何でそこにも動詞が来るんだよ!」
と皆さんは思うでしょう。それは…
基礎的な文法を知らんからや!
私は、最も基本的な部分が理解できていないんです。
だから、this とは聴き取れず、is になってしまう。
まぁ、そこは酷かったんですが、それ以外の部分は概ね合っていると思います。
和訳
ビッグ・E : 会場のみんな。レッスルマニアの司会として伝えることがある。俺たちはある言葉を受け取った…(観客の「Delete!」チャント)それは…このラダーマッチ、今から 4ウェイに変更だー!
(会場、大きなどよめき)
エグゼビア : それはつまり、この試合に関係の深い、もう 1チームが追加されるってことだ
コフィ : さて、4番目のチームは誰になるんでしょうねぇ…(すっとぼけ)
(ハーディー・ボーイズ登場!場内大熱狂!!)
まとめ
この動画が公開された2017年。私は800点に到達していませんでしたが、その当時でも、意味は大体取れました。でも、その頃は、ここまで正確にディクテーションはできていませんでした。
ビッグ・Eが、観客の「Delete!」チャントを挟んで言葉を繋げるところなんて、以前は「2つの文章」だと思ってましたからね。今ならこれが 1文である、と言うのが理解できます。*1
何と言っても、当時の自分には絶対に聴き取れなかったであろう、
could possibly be
が聴き取れるようになったのは、我ながらちょっと嬉しかったりするのです。
結局何が言いたいかと言うと
「could possibly be を聴きとれたオレは数年前のオレとは違う」
ってこと!*2
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*1:観客の「Delete!」チャント:言うまでもなく、この「Delete!」チャントは「まさかとは思うが、これからハーディー・ボーイズが出てくるかも?」と言う期待を表しています。会場にいた人も半信半疑な部分はあって、例えばプロレスのリアクターとして有名なこのチャンネル。
画面手前のクリスがちょっとガッカリした様子で、
"It's gonna be the New Day."
言ってますね。「どうせニュー・デイだろ」みたいな感じで。
で、そのあとに実際にハーディーズが登場した時の騒ぎっぷりね。
ほんと、楽しみ方をわかってるよなぁw
*2:結局何が言いたいかと言うと ~ ってこと!:これ、かつてWWEに所属し、今は新日本で活躍している KENTA のお得意のフレーズねw