[TOEIC900点を目指すオレのためのブログ]

TOEIC900点を達成したオレの雑録゛

アラカンで920点取得した後の雑駁な日々

ウーリッツァー頌

MV のエンディングは、何故だか、DRAMAGODS の “Something About You” のエンディングを思い出してしまった。
(この曲については、ちょっと書きたいことがあります。長くなるので別稿にて)

この件について書きます。

何の話をしたかったか、と言うとですね。エレピです。エレクトリック・ピアノ

エレピと言えば、フェンダーのローズ・ピアノが有名ですが、今日はウーリッツァー(Wurlitzer)と言うメーカーのピアノの話です。*1

カーペンターズダニー・ハサウェイなどが使っています。

ダニー・ハサウェイはローズも弾きますが、あの名盤中の名盤『LIVE』では、このウーリッツァーを使っているんです。*2

最近だと、Vulfpeck により一般的な知名度が上がったと思います。
(って、いや、どこの並行世界の話よw)

このウーリッツァー。ウィキペでエレピのところを見れば、ローズの次に記載されている程度の立ち位置ではあります。

でも、その知名度の差は歴然だと思いますし、仮に知ってたとしても、「ウーリッツァー?フェンダー・ローズと較べたら、おもちゃの鉄琴だろ?」みたいな。
(言ってない言ってない、誰も言ってないw)

例え話をすると、世の中のほとんどの人は、讃岐うどん偏重主義で「博多うどん?あんなヤワヤワのうどん、食えたもんじゃないね!」って感じじゃないですか?
(ってか「博多ラーメンは知ってるけど博多うどんって何?」って感じじゃね?)

このウーリッツァーも、エレピ界の博多うどん的な存在なわけです。

讃岐うどんよりも博多うどんを愛するのと同様、私は、フェンダー・ローズよりもウーリッツァーを愛するのであります。*3

そして、その理由は、Vulfpeck よりは、むしろ、これから紹介する動画にある。
(Vulfpeck は好きですけどね)

Extreme のヌーノ・ベッテンコート率いる DramaGods。
曲は “Something About You”。美しい、泣ける曲。

そして、その泣ける理由。

ワタシ的には、キーボード奏者 Steve Ferlazzo の弾くウーリッツァーの音が肝なんですよね、この曲。

フレージングもソウルフルで素晴らしい。まさにダニー・ハサウェイを彷彿。

特に、最初のサビ後、1:05 からのインタールード、そしてAメロへの流れは瞠目させられる。

これがあるから、中盤の「ビートリー」でプログレっぽい展開が生きてくる、とすら思えるんですよ。

ヌーノのギターソロのところなんて、バッキングであるにも関わらず、ギターとウーリッツァーのインタープレイのように聴こえる。

このウーリッツァーの音が無かったら、個人的にここまで琴線に触れる曲になっていなかった。

この人の美しいプレイがトリガーとなって毎回感動するんです。

ところで、投稿に際し、この Steve Ferlazzo と言う人について調べてみました。

今回の動画の DramaGods を始め、同じく Extreme のゲイリー・シェローンや、オリアンティ、アヴリル・ラヴィーンなど、多くのアーティストのバックバンドや音楽ディレクターを歴任。

と、ここまでは前に調べて知っていました。

今回、もう少し深掘りしてみたところ、フランスのシンセサイザー・ブランド、Arturia(アートリア)から出ている VSTプラグインWurlitzer V」のサウンドデザインに名を連ねていました。

どんだけウーリッツァー好きなんだ!

それと、パーソネルクレジットが「Wurlitzer & Organ」ってもありました。「keyboard」ではなくて。😁

どんだけウーリッツァー好きなんだ!(2回目w)

最後になるけど、この曲、ベースとドラムも良いです。

MVの最後、ドラマー Kevin Figueiredo の表情が何とも堪らんw

ベースの Joe Pessia は、このバンド以外での活動を知りませんが、ドラムの Kevin Figueiredo は、再結成した Extreme に DramaGods を経由して加入後、現在も在籍。

奇しくも、自身の師匠であるマイク・マンジーニのパートを務めることになったわけですな。

ところで、この記事だけ読むと、すっげー Extreme のファンみたいだけど、私、Extreme 自体は特にファンではないんです。😅

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*1:フェンダーのローズ・ピアノ:またもや情報量過多にして申し訳ないけど、この茫漠たるインターネット荒野でおそらく誰一人言及してない要らん情報をお伝えしておく。

フェンダー・ローズの綴りは、Rhodes。これは昔のプロレスラー、ダスティ・ローデス(Dusty Rhodes)と同じ。発音はローズの方が原語に近い。つまりローデスは本当はダスティ・ローズと言うべきだったんですなぁ。まぁ、そんな発音齟齬は他にも沢山ありますけどねぇ。因みにギリシャロードス島も英語は Rhodes です。

*2:あの名盤中の名盤『LIVE』:日和って一番有名な奴を貼ったけど、このアルバムのオレ的白眉は「もはや教会でのゴスペル合唱」状態になっている “You've Got a Friend” なんです。やっぱ、そっちも貼っちゃおうw

うーん、何度聴いても感動するわね!これ、観客もハモってるのよね。客が完全にゴスペル・クワイアになってるのよねww😂

*3:フェンダー・ローズよりもウーリッツァーを愛する:因みに、チャー(Char)さんもウーリッツァー持ってて、「ローズよりウーリッツァーの方が好き」って昔のインタビューで言ってた記憶あります。

「エレピはローズよりもウーリッツァーの方がいいよね」

って言うと、すっごく音楽詳しい人に見えるから、みんなも使うといいと思うぞww